OM-D E-M10レビュー(4)画質印象2

記事のタイトルに画質とか書いてるけど実は画質なんてほとんど気にしていない。勿論、あまりにも酷い画質の場合は話が別だけどE-M10は自分の要求水準をじゅうぶん上まわっている。昔の自分だったら詳細な比較とかしたんだろうけど最近は写真に限らずどんどん適当になっていくなぁ。

色について

通常の撮影ではオートホワイトバランスがいちばん無難なようだ。jpgでもRAW現像でも黄色が強めな印象なのだが、これはカメラのせいかレンズのせいか?どっちかわからん。Capture One7+Film Standardだと5月なのに冬の午後の光みたいな色合いになるなぁ…。
色に関しては現像時に調整がほとんど要らずうまく記憶色を再現するPentax K-7のCTEは秀逸だったな、と思う。

1/200 F5.0 ISO200 C1現像

1/200 F5.0 ISO200 M.ZD ED14-42mm C1現像

このセンサーはRAW現像時にコントラストを上げると彩度も急激に上がる。最近のSONYセンサーはこんな感じなのかな?そのせいでフィルムシミュレーション系のフィルターを後から適用する場合はフラットなトーンカーブ(C1の場合Linear Response)で軟調かつ低彩度に仕上げる必要がある。

何となくだがE-M10はハイライトとシャドーに力を割きすぎて?中間調が何か色数が少ないような?色が浅くてコンデジみたいな感じの平板な描写になる時がある。そういう平板な色になってしまう場合はCapture Oneで現像時にクラリティーを少し上げると中間調にもメリハリがついて自然な感じになるようだ。単純にコントラストを上げるよりも高輝度・低輝度箇所への影響が少ないのがメリットかな?

中間調が薄い?ぶんシャドーへのつながりが良い。PentaxのK-7で輝度差が大きい場合は唐突に情報がなくなって黒潰れしちゃうけどE-M10はなめらかにつながる印象。

 
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ダイナミックレンジについて

E-M10のセンサーのダイナミックレンジは必要十分と感じる。暗部は持ち上げようと思えば2~3EVぐらい持ち上がるんだが、事前処理のノイズリダクションの影響かあまりピリっとしない描写。やりすぎると眠い描写やHDRみたいに不自然な感じになるんでほどほどに。

1/400 F4.5 ISO200

1/400 F4.5 ISO200 M.ZD ED14-42mm C1現像
Lightroom5ならもっと暗部を持ち上げられる

ダイナミックレンジは明暗両方向に伸びているが露出決定に悩んだ場合はどちらかというとデジタルのセオリー通りにアンダー寄りが無難な印象。数字の上ではもうフィルムのダイナミックレンジをかなり超えているはずだが、フィルムの相反則不軌のような再現をするにはまだまだ足りないような感じかね。

それにしても雑誌やネットなど色んな媒体で写真を見るけどデジタル写真の軟調化がどんどん進んでいる気がする。白飛び少なくシャドーは潰れず明るめ、でも画像全体の印象としてはちょっとアンダーな感じ。フィルム時代のカメラ誌とか見るとコントラストの高さ・陰の黒さの差にビックリする。

センサーサイズと画質の関係

画素ピッチが同じぐらいのセンサー同士で較べるのなら等倍鑑賞ではほぼ同じ。画像全体を見較べた場合は当たり前の話だが画素数の差がそのまま情報量の差になる。そういう意味合いでは大フォーマットのほうが「画質がよい」といえる。

でも画素数が同じぐらいで被写界深度を同程度になるようにしたら低感度の場合はほとんど差がないかレンズの差でM4/3が有利といってよいかもしれない。これは今はもうない『デジタル一眼を比較してみるブログ』にも書かれていた事だが、自分でM4/3を使った結果同じ結論になった。トップページや画像の一部は消えちゃってるけど記事そのものはまだweb上に存在しているので検索してみるのもよいかもね。色んなデジカメ・レンズの定点撮影による比較を執拗なまでにやっていたブログです。最終更新が2013年ぐらいですが参考になる部分は多いはず。

1/800 F5.0 ISO200

1/800 F5.0 ISO200 M.ZD ED14-42mm

フルサイズのような大きいフォーマットのほうが空気感をより感じるみたいに書かれた文をよく見かける。でも「空気感」って人によって解釈が違うような曖昧な言葉だからねぇ。合焦部からボケへの変化とか全体の描写のバランスだとか色々な要因が合わさってるんだろうけど正直よくわからん。まあ大フォーマットのほうが被写界深度が浅く画素ピッチ(=ダイナミックレンジか)と画素数の両方に余裕がある場合が多いんでその差かね。画素数が増えるとレンズの差がより大きくでるというのは実感しているし。

Olympusのjpg

とりあえずjpgの設定はnaturalにしている。コントラストや彩度が控えめなのはいいんだが、やっぱりシャープ処理がよろしくないので被写体を選ぶ。線が太くて強烈な強さでかかるから針葉樹の葉とかゴワゴワしすぎて気持ち悪い。

Olympus Viewer3でシャープネスを落として見比べてみたけど、ちょっとマシになるぐらい。色味なんかは無難にまとまっているしアートフィルターとか意外と面白いんだけどね。抑えとしてjpg同時記録にしているけどメインで使う気には今のところならないかな。

M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 ED

パワーズームがどうにも馴染めないのでダブルズームを売却して代わりに購入。

photozoneのレビューでの測定結果と自分で使ってみた印象はだいたい合致している。広角端での色収差や歪曲が大きめ。逆光でフレアが出易い。ズーム全域で絞り開放から良く解像するのがありがたい。同時代のAPS-C用キットズームより写りは上質か。

ただしボケはあまり良くない。被写界深度の関係であまりボケないし点光源は非球面レンズ多用の宿命か2重・3重の玉葱タイプ。

Capture One7にレンズ補正データがないがLightroom5は自動で適用される。歪曲は単純な樽→糸巻きなので後処理での補正は簡単。

沈胴式なのでいちいち繰り出すのが面倒かもしれないけど、バッグにしまう時に花型フードを逆付けするよりは楽なんじゃないのと思ったり。後継のM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6IIRやパンケーキズームのEZよりも重くてAFも遅いけど、その代わりこちらは金属マウント。

OM-D E-M10 レビュー(1)ボディ編
OM-D E-M10レビュー(2)画質第一印象編
OM-D E-M10 レビュー(3)使用感暫定版

 
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