E-M10 MarkII暫定レビュー(ボディ)

2017年9月4日

実際に使ってみると単純にスペックアップした後継機という訳じゃなくて良くなった点もあれば悪くなった点もあり。何というか三歩進んで二歩後退…ですかね。
初代E-M10を使っていた身としては少しバランスが悪くなったかな〜と思う。とはいえトータルでは良くなった部分のほうが明らかに多い。お気に入り度では初代よりMark IIのほうがかなり上だ。

癖や難点が出たぶんカスタマイズ欲や使いこなした感が増した。そしてカスタマイズすればするほど「何を考えとるんだ!?」と言いたくなるようなオリンパスの謎というか意味不明な設定と仕様が露になる。設定の融通の利かなさは筋金入りなので怒りっぽい方はオリンパス機は触らんほうがいいかもね。

空、木
1/200 F8 ISO200 M.ZD ED14-42mm(14mm) RawThrapee

組み合わせているレンズはまたしても初代M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6だ。ePHOTOZINEあたりのレビュー見りゃわかるが写りはパナの14-45mmと比べてもさして劣ってないようだ。(1200万画素世代のレビューだからか?)
ePHOTOZINE Olympus M Zuiko-digital ED 14-42mm F3.5-5.6 review
ePHOTOZINE Panasonic Lumix G Vario 14-45mm F3.5-5.6 review
中古の5千円でこんだけ写りゃ文句ねーです。
パナ12-32mmもコンパクトで描写もそこそこ良さげなので迷ったが、ピントリングがないのがやっぱ不便かなーと思い断念。

RAW現像にはCapture One7だとMarkIIに対応していないので、RAWTherapeeに移行した。パラメータが多すぎてとっつきづらいが高性能ではある。

言うまでもないけれど、画質は初代E-M10から有為な差は認められず。初代を所有している人がわざわざ買い替える必要はないと思う。中古の初代とどっち?と言われると難しい。画質以外の性能は間違いなくMarkIIが上だが、差額でレンズを買ったほうがいいような気もする。何より次のモデルが2017年中には発表されそうだし。

 

外観&操作系

少し塗装のザラつきが増したのがいい感じ。E-M5 MarkIIのちょっとOM-4Tiのチヂミ塗装っぽい感じならもっと嬉しかったんだが贅沢は言うまい。

高級感はアップしたのだが、ダイヤルの文字盤がツルテカなのや各所のシルバーリングやラインがいかにもなメッキのピッカピカな銀で安っぽく見えちゃうのが惜しい。文字盤を彫り込みにしろとは言わんがちょっと、ね。

初代からの操作系配置変更は初代の電源スイッチの位置に再生ボタンが移動。そして電源は右下から左肩へ。モードダイヤルは右肩に無理やり移動。そして左肩にFnボタンが1つ追加。

新設された左肩のFnボタンはけっこういい。特に押しながら前後ダイヤルを操作する事になるマルチFnとの相性がいい感じ。それに、あれこれカスタマイズするとFnボタンが足りなくなってくるしね。

電源スイッチはあの頓狂な位置でなくなったのはいいと思う。適切な固さでパチンパチンと重くもなく行きすぎてフラッシュがポップアップしちゃう事もなく操作はしやすい。しかしモードダイヤルは巻き戻しクランクを模して左肩に残してもよかったと思うのだが。

右肩の前後ダイヤルは指がかりもよく回しやすい。径が小さく背が高いので最初は外観に違和感あるかも。モードダイヤルだけは親指だけだと難しく摘んで操作のほうが楽。カスタマイズ可能な赤丸の録画ボタンは後ろダイヤルに近すぎて最初のうちは押す時に爪がダイヤル側面に擦れがちだが、慣れれば問題なく押せる。

背面のボタンは誤操作防止のため背が低くなって押しづらくなってしまったのがちょっと不満…。特に十字キーがどうにも押しづらく、指の腹だとどの方向かわからないというか。右下隅の画像再生ボタンはフラットになっていてグリップ中に押す事がないよう配慮しているようだ。

ただまあ、E-M10系のボタン配置は慣れで解決する部分も多いので初見の判断で決めつけたらイカン。今にして思えば初代の電源スイッチ位置はあそこしか空いた場所がなかったんだなぁとしみじみわかるな。

AFターゲットパッドについて

右が利き目の人ならかなり便利なのだろうとは思うが、自分の利き目が左なので使い物になるかというと微妙。マウスやペンタブレットと同じで指をちょっと浮かせたぐらいでは反応してしまう。鼻が触れてなくても近づいただけで反応してしまったり…。

まあ鼻は意識して離せばいいのだが、それでも顔と背面液晶の隙間がまだ狭いようだ。測距点を選んだ場所から指を離す動きに反応してズレちゃう事が多いのでけっこうストレスが貯まるかな。

腱鞘炎の右親指を酷使したくないから左目でもAFターゲットパッドが使い物になると嬉しいのだが…。指を曲げて小さいボタンを爪先で推しこむよりも指を滑らせるだけのほうがはるかに負担が少ないのです。もうしょうがないので中央一点からのフォーカスロックを多用してしのいでおります。

E-M10 Mark II用のSDカード覚書
E-M10 MarkII現在の撮影設定
 

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