E-M10 MarkII現在の撮影設定

2017年9月4日

今回の話は「90%以上の人には関係ないけれど、困る人は困るよね」そういうお話です。

基本的な撮影設定は初代E-M10から全く変わらずAモード(絞り優先)に多分割測光だ。MarkIIにしてからは以前は使わなかったISO100を多用(その理由は別記事にまとめる予定)。そして新に「Mモード+スポット測光+OVFシミュレーション」というMySetを加えた。これはワンプッシュでいつでも呼び出せるようしてある。

傍から見たら「今時EVFのあるカメラでMモードにスポット測光なんてアホか」と思われるような設定だ。

発端はMarkIIのEVFは飛び潰れの露出確認が今イチ信用できないという事。それにもともと初代E-M10でも反射光や日差しが強烈な状況などではEVFがアテにならなかったし。ならば明らかにEVFがダメそうな時はいっそスポット測光を使ったほうが早くて確実なのでは?となる訳だ。

 

スポット測光の理想と現実

E-M10MarkIIの設定をよく見ると通常とAEロック時とで測光方式を個別に設定できるようになっている。これを最初に見た時は「やるじゃない!」と思った。Minoltaのカメラのように多分割や中央重点からのAEロックでシームレスにスポット測光に移行して飛び潰れを確認できる…と思ったのだ。

現実は非情である。
まず、シャッター半押しからのAEロックなどでは機能せず、個別に割り当てたAEロックボタンを使用する必要がある。そして挙動はAEロックボタンを押すとAEロック用に設定した測光方式で測った値でロックするだけだった。

もう一つ、今更ながらに気づいたのだが、EVF下部に表示されてるバー表示、あれ露出計だとず~っと思っていた。しかし説明書をよくよく読んでみるとあれは露出補正バー表示だそうな。これの何が問題かっていうとAEロックした時の値とスポットサークル内に現在あるものとの輝度差を測る術がないって事である。

頭の中で輝度差が何段あるのか暗算しなくちゃならないのは非常に困る(昔はやってたんだけどね…)。設定した値に対してシャドーやハイライトが範囲内に収まっているか構図をぐるっと見渡しただけで確認できるか否かの違いは大きい。

そして唯一、露出補正バーが露出計として機能するのがMモードなのだ。マルチスポットもできない訳だし、スポット測光をストレスなく使いたいのであればMモードを使うしかない。

だからこそ「Mモード」+「スポット測光」+「EVFがアテにならない状況用のOVFシミュレーション」という組み合わせになる。Mモードだと露出補正値をいちいち戻さなくてもよいのも地味に便利。Aモードで±2.7とかからダイヤル回して0に戻したり±逆の値にするのって親指を痛めてる身としては辛いのだ。
(もちろん、シャドーかハイライトどちらかがわかれば事足りる場面も多いのでAEロックにスポット測光を設定もしている。)

1/320 F5.6 MZ ED 14-42mm ISO100 RawTherapee
奥ピンになっちゃった

ポジフィルムで撮影した経験があればMモード+スポット測光はDレンジがそれなりに広いのでフィルムよりかなり楽。

E-M10系の多分割測光はかなり優秀だと思うが場面によっては外すし、慣れてくると「ここは外すな」と読めるようになる。(この外す傾向が予想しやすいというのは使いやすくて良いです。)
そしてこういう場面でMモード+スポット測光なら一発でほぼ意図通りに仕上るのが「俺の勘もまだ捨てたもんじゃないなぁ」と妙な達成感があったりするのがちょっと楽しい。

デジタルを使い始めてからはスポット測光なんて使う事はなかったのだが、EVF機でこんな使いかたをする事になるとは思いもしなかった。

よくわからないのがスポット測光にハイライト基準とシャドー基準の2つが加わってるのだよな。ハイライト・シャドーボタンなら一発で設定できるからまだ有用だと思うが、測光モードはスーパーコンパネから変更になるから面倒。どちらかしか測らない人しか使い道はないんじゃないかなぁ。三種類を簡単に使いわけできる操作系が用意されていれば便利なんだろうけど。

フィルム時代のAF一眼レフで露出のバー表示が一般化されたのって輝度差が直感的に把握しやすいからな訳です。正直なところ露出補正値なんて数字だけでも十分だから、Mモード以外でも露出計としてちゃんと輝度差がわかる表示設定もつけて欲しいですわ。

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