M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8購入&試し撮り

ついに買ってしまった。

レンズを手に持ってみるとギョッとするほど軽い。プラ鏡胴という事もあって正直なところパッと見の高級感・イイモノ感は全くないので所有欲は満たされない。でも写りは巷の評判通りホンモノ。

換算90mmの開放F1.8でのボケ量がF3.6相当で最短撮影距離が50cm。このスペックはコシナのVoigtlandar APO-LANTHAR90mmF3.5をフルサイズで使うのとほぼ同じやね。あれも欲しかったんだがタムロン90mmマクロと思い切りかぶるから結局買わなかったんだよなぁ。

使い勝手

正直なところ最短撮影距離はもう5cm短かったら文句はなかった。90mmレンズとしてみたら寄れるんだが、使ってみると0.5mって微妙に遠いんだよね。自分が50mmや40mmレンズの最短が身に染みついているせいもあるのかな。最短撮影距離って単焦点の場合50mmレンズだと45cmぐらい、35mmなら30cmぐらいが相場だし45mmとしてはもうちょっと寄れてもよかったんじゃないかと。

ピントリングが幅広でMFしやすい…けど、普通に構えた時に指がピントリングに触れてしまいがち。ピントリングの操作で拡大に移行するよう設定しているので、EVFを覗いたら拡大表示になっていて??となる事多し。何気に左手の置き場に困る。意識してレンズの根本側を持つようにしないとダメか。

狛犬

1/40 F1.8 ISO200
これくらいボケが出せれば満足

AFは速くて静か。IFなので全長の変化はなし。こういうレンズは前玉繰り出しが多いのでちょっと意外。

明るいレンズなので暗所でシャッター速度には困らない…が、逆に明るい場所では絞らざるを得ない事も。E-M10の1/4000じゃ足りないが、だったら1/8000のカメラなら大丈夫というものでもない。たかだか1段程度では焼け石に水じゃろ?と思います。NDフィルターを用意しておくのが吉。

 
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写りはどうなのよ?

絞り開放からよく写る。
個人的には絞りで描写が変わるレンズがけっこう好きなんだが、これは開放から安定しているタイプ。m4/3の場合ボケ量が少ないんで開放よりで使う事が多いだろうから、こういう仕様のほうがいいはず。絞っても描写の変化はほとんどないので面白味には欠けるかも。

45mmF18は解像感がとても高くE-M10のローパスレスの効果を初めて実感できた。とにかくピントのきている部分は呆れるほど解像するレンズだ。
お気に入りのK-7+FA77Limitedよりも解像感では勝る。K-7の画素数は3:2で比較したらE-M10とほぼ同じ、この解像感の差はローパスの有無が大きいのだろう。

鉄塔

1/3200 F4 ISO200

M.ZUIKO DIGITAL14-42mmF3.5-5.6EDもキットズームとしてはがんばっているのだが、等倍で45mmF1.8と見比べるとかなり見劣りがする。45mmF1.8は縮小画像から等倍に拡大してもガッカリしないというか、ノイズが視認できるようになるぐらいで画像としての見え具合にあまり差がない。

上の画像の切り抜きである。クリックで拡大して等倍表示だがブラウザのウィンドウサイズが小さい場合は縮小してフィット表示になるので、場合によっては別タブで開いたほうがいいかもしれない。この画像はC1現像でシャープネスを弱め済み(とはいえ本体jpgよりは解像感高い)。

等倍画像

等倍でこれだけ写れば文句ないです

一応フル画像も。LightBox効果を切るため右クリックから”新しいタブで開く”こと。(C1現像で輝度ノイズ低減を0にしているため空は若干ノイジーである)


フードは使っていないが逆光に弱いという感じはなし。少なくとも今回の撮影ではフレアやゴーストが出るカットはなかった。露骨に光源を構図に入れなければ平気か?純正フードLH-40Bは割高すぎて買う気にならないし、インナーフードを気が向いたら買うとしよう。

ボケ量は開放F3.6相当でそこそこ。TAMRONの90mmマクロを使ってた時もF4ぐらいに絞る時が多かったから、まあこれくらいのボケ量ならOK。開放から口径食がほとんどなくボケ味も滑らか。

接写のボケ具合

1/1000 F1.8 ISO200

少し気になるのは描写が硬めな事。ハイコントラスト傾向でシャドーがかなり潰れやすい気がする。撮ったのが台風一過の直後+夕暮れ間近の低い太陽で光の影響もあったかもしれない。

Capture Oneで現像すると45mmF1.8の解像感の高さ+ハイコントラスト+彩度の高さとCapture Oneのシャープネス+Film standardのコントラスト+濃い発色が合わさって色々ととんでもない事になる。

1/1600 F2.8 ISO200

1/1600 F2.8 ISO200

ただ、最初はあまりの強烈さに「グェッ!!」と思ったのだが、見慣れてくるとボディ撮って出しjpg画像は大人しくて何か物足りないと感じるようになるから恐しい。このコントラストと発色からくる透明感はポジフィルムをライトボックスに置いてルーペで覗いた時の感じを思わせる。

シャープネスの設定をM.ZUIKO14-42mmの時より更に落としたらエッジのギラギラ感がなくなり自然になった…かな?このレンズの場合は素の解像感を活かしてシャープネスを下げたほうが、ピントの合っている所からボケ始めへの変化などの微妙な再現がよくなると思う。

1/400 F2.8 ISO200

1/400 F2.8 ISO200

今のところの印象

第一印象としては自分に合わなかったペンタックスのDA40mF2.8Limitedと同じ系統の何というか”優等生なデジタル世代のレンズの描写”って感じ。購入前の下調べでも「コントラストが高く絞りでの描写変化は少ない」という意見が多かった。DA40mmF2.8LimitedよりUltron40mmやFA77mmのほうが好きな身としては45mmF1.8は「合わないんじゃなかろか?」と不安でなかなか買う勇気が出なかったのである。

実際に写してみて最初のうちは「やっぱりちょっと外したかな~」と思ったのだが、ポジっぽく見えてからは「これも中々良いではないか」と感じるようになったので我ながら現金なものだ。後は現像の調整でどうとでもなる範囲ではあるし、そもそも撮って出しのjpgならそこまで鮮烈・強烈にはならず無難に使える感じ。

田中希美男氏がブログでこの45mmF1.8を「わかりやすい描写のレンズ」「買ってソンしない後悔もしないレンズ」と書いていたが、まさにその通り。実にハッキリ・スッキリ・クッキリで誰にでもわかりやすくキレイに見える描写のレンズだ。これでこのサイズと値段なのだから確かに文句はない。

SIGMAの60mmF2.8DNや30mmF2.8DNと最後まで迷ったのだが開放の明るさが決め手だった。M4/3だとちょっとでもボケの差を出せるレンズが欲しくなる。実際のところF1.8とF2.8で撮り較べてもパッと見はそこまで大きな差は出ない事が多いんだけどね。

90mmだけだとツラいので次に買う単焦点はSIGMAの19mmF2.8DNかOLYMPUSの25mmF1.8が画角的に合わせやすいかね。レンズ交換が面倒なので交換ボディも買い足したいなぁと思ったり。

 
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