Olympus OM-D E-M10 レビュー(1)ボディ編

E-M10が家に届いた時、その箱の小ささに驚いた。ダブルズームキットなのにK-7のボディのみの箱とあまり変わらないというか小さい?そして箱から取り出してボディの小ささに更に驚く。店頭で事前に触っていたのだが、その時の印象よりもはるかに小さく感じる。

ボディはメチャクチャ小さいのだが手に持つとズッシリ重い。金属外装とこの重みのおかげでエントリー機ではあるが実に高級感がある。金属外装としか記述がないがアルミだろうか?

ボディと標準ズームを合わせても600g以下に収まるのはなかなかインパクトがある。実際バッグに入れていても重さをあまり感じない。交換レンズも全体的に小型軽量なものが多いので旅行にはかなり良さそう。

エントリー機って事でサイズの小型化にも拘ったんだろうが、正直なところもう一回りボディを大きくしても良かったんじゃないかと思う。小型軽量は好きなんだが操作性を考えるとちょっとやりすぎかな。

電池が小さいうえにEVFが電気をバカ喰いする事もあって撮影可能枚数は少ない。旅行では予備電池が必須だろう。

普通に握ると小指が余ったりストラップを通す三角環が邪魔だったりする(三角環はストラップを付けてしまえば気にならない)。軽いレンズでの使用ならさほど問題はないが安定のためにも別売のグリップを装着したいところだ。別売じゃなくて最初から付属品としてついてくれば良かったのにと思うが、レンズのフードも別売が多いオリンパスにそれを期待するのは無理か。

 
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実際に使ってみた印象

ざっと触ってみた感じとしてはかなり「使える」カメラ。とりあえずの各部の印象を記す。

EVF

EVFは思ったより違和感がなくいい感じ。拡大を使えばたいていの状況でAPS-CのK-7の光学ファインダーよりも確実にピント合わせが可能。特に広角域ではEVFのほうが有利。逆にピント面の薄いマクロや中望遠などでは光学ファインダーのほうが手取り早い。

それと拡大中でもコントラストの弱い被写体はEVFの解像度が足りなくてちょっと厳しい。E-M1やE-M5 Mark IIならもっといいんだろうなぁ。風にそよぐ草花なんかもリフレッシュレートが標準だと書き換えが遅くてキツいか(高速ならあまり違和感がない)。

ペンタ部はもうちょっと尖っていたほうがOMらしいと思うが高さを抑えるためなんだろうな。

1/250 F5.6 ISO200

1/250 F5.6 ISO200

AF

AFはMSCを搭載したレンズなら無音かつ高速。だが最初期のM.ZUIKO標準ズームレンズでも特に遅いとは感じなかった。

AFの測距エリアは画面全体の8割程度をカバーする。スモールターゲットを使えば中抜けも少ないし精度も問題ない。ただ測距点の選択がちょっとめんどくさい気がする。背面液晶のタッチ操作でシャッターを切る設定もあり、かなり便利だが手ぶれしやすい……。

ピントリングの操作でMFへ移行&EVF拡大に設定しているのだが、ピントリングを動かすのを停めてから通常表示に戻るまでの間が短すぎる。この間を設定で変えられると助かるんだが。

ちなみにボディにAF/MF切り替えのボタンやレバーの類は存在しない。そのためAF/MF切り替えが必要な場合はメニューからFnボタンに機能を登録するか、背面液晶のコンパネから切り替えるしかない。

1/640 F5.6 ISO200

1/640 F5.6 ISO200

手ぶれ補正

E-M10の手ぶれ補正はなかなか強力。上級機の5軸補正との差はマクロ域などでの効き具合の差みたい。低振動モード0秒の電子先幕シャッターも併用しているが効果の有無は検証が面倒なのでまだしていない。

シャッター半押し中は手ぶれ補正の作動音がわずかに聴こえる。センサーシフトの手ぶれ補正でこういう音がするのはオリンパスだけじゃなかろか。まあ、そんなに大きな音じゃないので気にならないけど。

K-7との比較では低速シャッターでよりブレづらくなっているようだ。ただボディの軽さとグリップの不安定さで効果が相殺されている感がある。いずれにせよK-7使用時よりも撮影後の手ぶれチェックの頻度が明らかに少なくなった。

1/250 F5.6 ISO200

1/250 F5.6 ISO200

操作部

ボタン類は総じて小さく最初のうちは若干押しづらかったが、使っているうちに配置を指が覚えて迷わず押せるようになってきた。シャッターボタンは大きく押しやすい。十字キーの矢印が印刷ではなく彫り込みなのはいい感じ。小さいキーは爪先で押す事が多くて剥げてきちゃうからね。

エントリー機だが操作ダイヤルがちゃんと2つある。ダイヤルが1つしかなかったらE-M10でなくE-M5にしていたところだ。モードダイヤルはクリック感がしっかりあって今のところ勝手にモードが変わってしまう事はないようだ。

電源スイッチは評判の悪かったE-M5のものを踏襲しているのはいただけない。片手でON/OFFできないというのはどうでもいいが、右手でしっかりグリップしてると手でスイッチが隠れちゃうのが何とも良くない。せめてE-M1やE-M5 Mark IIのように左肩に配置してあればまだマシなのだが。

防塵防滴じゃないけど

他のOM-Dと違って防塵防滴ではないがあまり気にしていない。これが濃霧や土砂降りの中でも写真を撮りたいとか、登山や世界一周自転車旅行に持っていくとかだったら迷わず防塵防滴の機種を選ぶけど。

K10D、K-7と防塵防滴ボディを何年も使ってきたが防塵防滴で良かったと思った事はほとんどない。そもそも今まで使ったカメラは防滴でなくても少しぐらいの湿気や濡れたりで壊れたりした事がないんだよね。防塵の有効性は…今にして思えばK-7を5年使ったけどファインダーに塵が混入しなかったなぁ、ぐらい。

これは必要な人には本当に必須の機能だが、そうじゃない人には保険とかお守り程度のものだ。何よりも肝心の防塵防滴レンズの選択肢が少ない

という事で防防のE-M5よりも使い勝手がブラッシュアップされてる事を重視してE-M10になった訳です。

OM-D E-M10レビュー(2)画質第一印象編
OM-D E-M10 レビュー(3)使用感暫定版
OM-D E-M10レビュー(4)画質印象2
E-M10レビュー(5) 3ヶ月使ってみての感想

 
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