マンガ,

諸星大二郎としては珍しい長編。西遊記をわりと現実的に再構成している作品である。猪八戒や沙悟浄は普通の人間だし、悟空もほぼ常人で觔斗雲にも乗らないし、分身の術のような仙術も使わない。 序盤は天界で大暴れの場面も唐の長安になってたりと外連味も少なく退屈に見えるかもしれない。しかし大唐編だけでも一度通して ...

小説

評価をつけるとすると5点満点中の4点ぐらいか。 町の幽霊屋敷に引越してきた吸血鬼によってセイラムズ・ロットという町がいかにして滅んだかという話である。物語としては面白いのだが新しい要素とか科学的な考証・解釈みたいなものは特にないので、そういう要素を期待している人には向かない。内容的にはオーソドックス ...

マンガ,

何はともあれめでたい。 異様に刊行ペースの遅いマンガも色々あるが、その中でもトップクラスだなぁ。お気に入り度もトップだからいいんだけど。しかし何年ぶりだ、これ?その前の単行本、ページの端がもうヤケちゃってるわい。 連載時のカラーページ?というかコマ?も再現してあるとは思わなかった。単行本では描き変え ...

小説

西尾維新の作品って人工臭がすごいから実写ドラマとか向いてないと思うんだが。掟上今日子のシリーズはそういう意味では比較的マシか。『戯言使い』みたいにヘンな方向に「まだ」いってないし。何となく実写化された図をイメージしてみた感じでは悪くないような。 まあ絶対に観ないであろう事は確定な訳ですが。こういうの ...

マンガ,

『神戸在住』「巨娘』の作者が描く柔道?マンガ。面白かったのにあえなく打ち切り。近年で打ち切られて残念マンガの個人的ベスト10に入る。丹念に組み上げていった物語が途中でぷつんと切られるのは何とも勿体無い。ケンシロー先輩とか男前すぎて惚れ惚れする。 京都を舞台にしたマンガである。基本的にコメディタッチで ...

小説

小学生の頃、親に買ってもらって何度も繰り返し読んだ本。衣装箪笥に入ったりとかよくやった。とても好きだったのだが、今になって見ると子供の時は色々と見落としていた描写が多い事に気づく。ネタバレ?全開なので未読のかたには申し訳ない。 映画は未見。いや、どうせ原作を先に読んじゃった人間からすればガッカリする ...

アート, マンガ,

話として面白いだけでなく美大まわりの描写が色々と興味深い。同じ作者の『主に泣いてます』はあまり美大っぽい空気は感じなかったけれど『かくかくしかじか』の美大絡みの描写はトップクラスのリアルさ。いかにも「経験者」「わかってる」「こういう人いた~」な描写や台詞が多すぎ。 ただ作中でも書かれているけど、あく ...

料理・食品etc, 生活

路地の無人売店で茄子があったので買ってきた。久し振りに茄子の揚げ浸しが食べたくなったんである。でも揚げものをするには油が大量に必要で後始末が大変だ。そんなに揚げものを普段は作らないから油の保存がねぇ…。 そこで揚げる代わりにフライパンで炒める事にした。要は茄子に油を馴染ませて火を通せば良かろうという ...

マンガ,

これは一人の作家が自分のやりたい事とやりたくない事を自覚するまでの話なのですね。前半はどこかで見たようなキャラクターにテンプレ的・ありがち・偽善的なお話ばかりで正直読むのがしんどい。後半から徐々に『LEVEL E』『HUNTER X HUNTER』のような作品へとつながっていくような進化が見えてくる ...

小説

西尾維新の『掟上今日子の推薦文』を読んだ。忘却探偵掟上今日子の2作目である。前作の短編連作形式と違って今回はプロローグにあたる短編とその続きの本編の2部構成で語り手も新キャラになった。推理物としての内容はともかく、細かい描写が気になってどうにも集中できないまま読み終えてしまった。絵とか描かない人はス ...