『テンプリズム』曽田正人のムダ使い…

曽田正人の作品は『カペタ』『シャカリキ』『め組の大吾』と読んで自分の中では外れのないマンガ家だったんである。『昴』(『MOON』含む)は話の閉じかたが個人的には微妙だったけれど物語としてはとても好き。『カペタ』が終了して次の作品という事で期待しすぎていたのかもしれない。でもなぁ、まさかこんな何のヒネりもないRPGチックなファンタジー物を描くとは思わなんだ。

1話めを読んだ時に「これは『ソードアートオンライン』みたいなバーチャルリアリティのゲーム世界か、劇中劇なんだよね?現実でもっと濃いドラマが展開されるのかな?」と変な深読みしちゃったぐらい。

凡百すぎるからかえって勘繰りたくなるというか…「光の剣士」とかベッタベタな設定やフレーズが目白押しなので色眼鏡で見ちゃってる可能性もあるか。でもね、ロストテクノロジー?を手に入れた小国が突如世界征服を始めて主人公は滅ぼされた王国の王子で伝説の「光の剣士」まで読んだ時点でこちらとしてはもうお腹一杯になっちゃってるのは責めないで頂きたい。

 
スポンサーリンク

うーん…

和・洋・中が入り乱れる服装や建築その他のデザインも狙ってるんだか安易なだけの意味なしなんだか今のところさっぱりわからん。もしかしたら現在の文化がごちゃ混ぜになって残ってるイメージなのかもと思ったが巻末見たところ関係なさそう。冒頭で過去か未来かわからないみたいな事を書いていたが、なんとなく今の世界地図の名残りがあるし未来っぽい感じ。

ベタで面白い作品もあるわけだからベタなのがいけないという訳じゃない。何よりもアカンのが登場人物や物語の勢いに引きずられるというか飲み込まれるようないつもの感覚が全くない事。原作者がダメなのかと思ってよく見たら原作じゃなくてあくまで原案なのね…。

巻末を見ると曽田正人本人はノって描いてるみたいで余計に解せない。ファンタジー世界を構築するのに意識がいっちゃてるのかなぁ。もうちょっと読み進めて登場人物が出揃って話が軌道に乗ったら面白くなるのかしらん。

基本的にこのブログではあまり悪く書かない方向性でいくつもりなんだが、それでも吐き出したくなる時がある。期待していたぶん落胆がデカいというか…『デスノート』の後に『ラルグラド』読んだみたいな感じといえばおわかりだろうか。

作者の力量が並以上なのは確実なので、これからもしかして確変が起きて面白くなったらごめんなさい。

追記が長くなってきたため別記事に分割しました。ネガティブな内容ですので気にくわない人は見ないほうがよいです。

 
スポンサーリンク

PAGE TOP
Do NOT follow this link or you will be banned from the site!