ARMAGGEDDON『ALIEN IV G9X』レビュー

たぶんハズレなんだろうなーと薄々わかりつつもデザインに負けて買ってしまった。
青か黒か黄色かで迷ったけど、せっかくだから俺はこの黄色を選ぶぜ!

海外のレビューサイトを見た限りではそれなりに高評価の所が多かったのですが、実際に使ってみた感じとしては「惜しい」「残念」「詰めが甘い」というところですね。

まずこのマウスの一番の売りである薬指ボタンはかなり良い。このボタン配置はロジクールのG600でも使われていたけれど、G600はボタンの断面がL字状なので薬指側面でマウスを支えようとするとクリックに化ける。それを避けようとして小指を酷使する事になる。また、マウスを左に移動させる時も小指のみに負担がかかるのでだんだん小指が痛くなってきます。
G9Xでは誤爆してしまうような事はまずありませんし、小指が痛くなるような事もないです。クリックもG600のように軟らかすぎないのでよい感じ。

個人的にホイールとサイドボタンの位置関係と形状はかなり高評価。ホイールを回しやすい位置に指をかけた状態で自然にサイドボタンを押し分けられる位置に親指がきます。うっかり両方押してしまわないよう形状も良く考えられています。……なのに安っぽいタクトスイッチらしき感触で「ペッコン」という音が高らかに響きわたるのはつくづく残念。
ホイールはノッチは感じられるが軽い力で回せる、クリックの重さは普通ぐらい?

サイドボタンは押しやすい

サイドボタンは押しやすい

左右クリック共に音は小さめ、クリック反応速度は遅い。反射神経テストのフラッシュではG500やF3-JPとくらべ0.03秒程遅れるようです。これは内部的に遅いのではなくてガワの構造の影響が強い気がする。

本体デザインはそこそこ。黄色などの色つき部分はプラ剥き出しかと思っていたのですが、なんと塗装でした。それはいいのですが吹付ムラが凹部など結構あります…。しかも重量調節の蓋をあけると目茶苦茶いいかげんな塗りが…。直接目に見える所以外はどうでもいいように見受けられますね。とはいえF3-JPの気絶しそうなぐらい安っぽいガワより遥かに高級感はあるです、一応。

錘を装着するスロット 塗り残しが気になる

錘を装着するスロット
塗り残しが気になる

光り物マウスはあまり好きになれないので、私はこれが初めてです。LEDの光はドライバで調節してもけっこう眩しくて気が散ります。それに見る角度によっては隙間からくるLEDの光を直視しちゃうんですよね。マウス本体色でLEDの色も変わるのですが光は1色のみで固定です。

重さは見た目よりも軽く、錘を抜いたG600と同じぐらいなので100g台かな?持ち方は深めのかぶせ持ちがベストで、全てのボタンに無理なくアクセスできるというのは実によい。握り変えないと押せないような位置にボタンがたくさんあってもしょうがないのです、ホントに。スライド式のdpi変更スイッチとかもうアホかバカかと…

センサーは評判の悪いPixartの3305(-Hかは分解していないのでわからず)まあ800dpiで180°振り向きやってみてもOKっぽいので、ローセンシの人以外は問題ないんじゃないかと思うですよ。
レポートレートは125、500、1000に設定可能。250はありません。

ドライバ

ドライバ設定画面

ドライバ設定画面

このマウス最大の問題はドライバまわり。基本的に全てのボタンに機能をわりふれるのだが微妙に制限が多い。Ctrl+何かのような同時押しは登録不可(マクロで代用可、また最初からコピーなどのコマンドは用意されています)。キーの登録はシングルクリック扱いのみとなるのでGシフトのような事はできない。マクロはキーを押す、離す、ディレイの組み合わせでしか記述できません。プロファイルは5つ作成可能だがドライバのUI経由でしか変更できない。512KBのオンボードメモリ搭載を謳ってますが何を記録しているんであろうか…。

※ドライバ側であまり凝ったキー設定はしないほうがいいかもしれません。入力に失敗?してアプリがハングする事が多々ありました。OSを巻き込んで落ちるような事はないです。どうやらボタンをクリックして指を離しても入力した状態のままになってしまう時があるようです。他のボタンをクリックで直りますが…。発売してからドライバのアップデートが全くないんですよね、どうなってるんだ?

LEDの光かたをドライバで設定できます。設定項目はLEDのON/OFFと光の強さ、そして点滅の頻度の3種のみ。なおLEDは点滅か消灯のみで点灯しっぱなしには設定できません。

薬指ボタンでGシフトやeasy shiftっぽい事ができそうというのと、押しやすいサイドボタン目当てで買ったのですが、何とも微妙な結果です。その後あれこれ調べた結果Windows7x64でもX-Wheelが使えるようです。拡張ボタンのうち2つまではアプリによって設定の自動切り替えや同時押し割り当てなどの細かい制御が可能となり大きな不満はある程度解消されましたが…。Gシフトも再現できたのですが、前述したボタン入力がフックされる?らしき現象と重なると悲惨なので割り振るのは薦めません。

つくづく思うのだが、このスペックでLogiのG502やG402より高い価格設定というのは強気すぎるのでは…。F3-JP比でも2倍の価格差のうえG9Xが勝っている項目がほとんどないですし。質感・サイド及び薬指ボタンはG9Xが上かなと。ただし、あまり凝った事をしないとかマウスをブンブン振り回したりしないのならば必要十分な性能ではあります。
薬指ボタンの使い勝手はG600より良いので、その辺の必要性がある人ならば買っても損はないかも。

(追記)2ヶ月ほど使った感想としては右クリックの返りが若干弱いかな?というのとボタン入力のフックがたまにあるのが気になるぐらい。薬指での入力はかなり快適。分解してサイドと左右のマイクロスイッチ交換すればもっと良くなりそう。

2016年2月追記:FOXXRAYからほとんど同じガワを使用したマウスが出ているようです。

主な変更点はサイドの手首側にボタンを縦に2つ追加で計4つ。それとセンサーの最大アクセラレーションが20G→30G、6600fps→3600fpsに。センサーそのものが変わったのかはわからず。マイクロスイッチはオムロン製に。

外装がコストダウンされたのかしりませんが外見がショボくなったような……。


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